迷える日本人
HPをはじめて、ちょくちょくHTMLなどというものに触れる機会が増えてきました。そこでちょっと本でも見てみるかと、本屋に立ち寄りHTML関係の本をブラウズしてみることにしました。あるわ、あるわ、です。いろいろな本が手を変え、品を変え並んでいます。たちまち、それほど本気でもなかった私はへなへなとその場を立ち去りました。
- おっ、そうだ、英語の本も久しぶりにのぞいてみるか、と英語コーナーに行ってみました。HTMLコーナーどころではありません。TOEIC・TOEFL・英検とかかれた看板のところだけでもざっと見て1000冊以上の本が並んでいます。海外の非英語圏の本屋さんに比べても圧倒的に多い量です。本の中には「英語は勉強するな!」なんていう荒っぽいものまであります。
- 明らかに情報過多です。初めて必要に迫られて英語を学ぼうとした人々はまずここで迷います。何をどうして、どこからはじめればいいのかさっぱり分からん、なんてことになりがちです。そして、英語は簡単!英語は勉強するな!なんてキャッチコピーに飛びつきがちになってしまうわけです。
- 手当たり次第にいろいろやってみても損にはなりませんが、最も効果的だったか、自分にあっていたかとなると必ずしもそうではないかもしれません。やはりすこし時間を取ってでも自分のやり方をしばらく研究してみて絞り込むことが長期には効果的だと、経験的に思います。
- 最初の頃の経験談のところでもすこし触れましたが、私もかなりの方法論の本を読み漁り、しばらくあれやこれやと悩みました。一番気にかかったのは、今自分のやっている、あるいはやろうとしている方法が効果的なのだろうかということでした。
- 結局、いろいろ本と読んでみて自分なりに思ったのが、方法論というか、心構えというかこんなことを思っていました:
- 目標は仕事で使えるレベルの英語
- 気長にInputに時間を割く-即効性の効果ははなから期待しない
- 妥協のあるInput材料は使用しない -実際に世の中でNativeが使っているものをInputする。新聞、雑誌、映画、テレビなどなど。
- 単語はわざわざ覚えない -膨大に読んでいれば覚えるはず
- テスト類は目標にはしない -成長を図る物差しにする
- 英会話教室は自分の学習を試す場所 -そこで学ぼうなんて思わない
- Outputはとにかく真似に徹する -特にスピーキングはそう
- そう思ってそれに合う教材を自分で探してはじめました。基本的にはそれは間違ってなかったように思います。
- 唯一、外資に入った後で分かるのはwritingが上達すれば、スピーキングがそれについて上達するという顕著な傾向を最初は考えてもいませんでした。なので、このサイトでも少し力説させていただきました
- 人によってアプローチの好き嫌いもあると思います。ただ、どうアプローチするのか、そして最終的にはいったい何のためにやっているのかというところをじっくりと見つめてみるとおのずと材料選びにも焦点が定まってくるように思います。